「その会社はいつ頃作られたのですか」と町会長。

「バブルが始まる前だということです。」

「なるほど。それでは、どう考えても億単位のお金を貯めこんでいるはずですよね」と町会長。

「彼の話を聞くと、お父さんは驚くほど頭がいいので、バブル期に元手があったとすれば、何十億と言うお金を貯めこんでいるはずです。」

「お父さんの方が彼よりも頭がいいのですか」と町会長。

「議論をすると、いつも丸め込まれてしまうようです。それだけではなく、ウェブビジネスにも通じているようで、会社をやめて、ウェブビジネスを始めるように勧めています。」

「そこまで頭がいいとすると、その有限会社はお金がないことを見せるための表の会社で、裏で大きな商売をしているということではないのですか」と町会長。

「そうなんですよ。そう考えないと話のつじつまが合いません。」

「それでは、息子さんは会社をやめてウェブビジネスを始めたのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それでは、ウェブビジネスについても、お父さんに丸め込まれたということですか」と町会長。

「僕も、最初は、そう思ったのですが、3カ月もたたないうちに毎月数十万の利益を上げるようになっています。」

「アフィリエイターやブロガーが1000万とか2000万の年収があったときがありましたね」と町会長。

「彼がウェブビジネスを始めたのは、その後ですよ。個人のウェブが2語検索でも、トップページに上がらなくなって、トップレベルのアフィリエイターやブロガーが生活に困窮し始めたときです。」

「お父さんのアドバイスがあったということですか」と町会長。

「Googleのウェブサイトに対する評価の仕方が突然変わってしまったので、対応できるような人はいなかったと思います。アフィリエイターのトッププロがどうにもならないのですからね。」

「それでは、なぜ3カ月もたたないうちに毎月数十万の利益を上げることができるようになったのですか」と町会長。

「僕もウェブビジネスをやっているので、不思議に思い、いろいろ聞いてみると、彼は誰も知らない情報を色々知っているのです。我が社の税理士さんと話すときのようでした。」

「渡辺さんのところの税理士さんはウェブビジネスもやっているのですか」と町会長。

「超能力ですよ。」

「超能力といいますと?」と町会長。

「超能力などというものは信じていなかったのですが、家内がありとあらゆる超能力を持っていたので、信じるようになってしまいました。」

「超能力でウェブサイトがうまく行くのですか」と町会長。

「家内が言うには、知識が頭の中に降って来るということです。」

「知識が頭の中に降って来ると言いますと?」

「インターネットがなくても、必要な知識が頭の中にダウンロードされるみたいです。」

2020/5/26

<ムクドリ20>
『ムクドリの巣は、荒らされた苔庭とは反対の南西の方角、西にある防風林の南側にある樫の木のどこかにあるに違いない』と推定していた。しかし、樫の木は10メートルほどの高さになっている。

10年ほど前、出入りの1級建築士に防風林を剪定を頼んだら、『いつも使っている植木屋では、樫の木が大きすぎて手に負えない』ということだった。そして、皇室出入りを売り物にしている上野原の庭園業者に頼むことになった。剪定は、クレーン車の先端に人が乗るところがついているものを使ってやっていた。切り落とした枝は、大型トラックで毎日何回も運び出したが、3,4日かかった記憶がある。剪定料と切り落とした枝の処理代が450万円だった。

どう考えても、防風林をネットで囲うのは不可能だ。そこで、茶の間に接する苔庭の上に張ったネットの残りがあったので、防風林に接する茶室の南西の角にある戸袋を囲うようにネットを張り、巣がこのあたりにあるのは分かっているんだということを雀らしき鳥に示してみることにした。<続く>

2023/5/9